ワケあり地味子と全国No.1暴走族?!Ⅰ
春木が言ったその時、
ピーンポーp《理事長からの連絡だ。
これより、〈姫を捕まえろ鬼ごっこ〉を行う。
姫は2人、結城理沙と差永三咲だ。
その姫を守るもの、つまり騎士は
銀狼幹部+5ナイトだ。
姫を見事つかまえた奴には、姫と1日デート出来ます券をget出来る。
姫に拒否権は無しだ。
制限時間は一時間。今から始める。
それでは、スタートしてくれ。》
「……………………………………。」
沈黙。
一瞬、何が起きたのか理解できなかった。
《姫を捕まえろ鬼ごっこ》
その言葉が頭の中で反響する。
「はぁーーーー!?ふざけんなよ、翼の野郎!!!!!!!何が拒否権は無いだ。後で絶対シバく!許さねぇ!」
「本当になに考えてんだか。理沙。シバくの私も手伝う。コレだけは流石に許せないからね(黒笑」
久しぶりに三咲のブラックスマイルがでた瞬間、
ドンドンドン
屋上の扉が音を大きく響かせる。
「取り合えず、護ろうか。この二人。」
「……………………勿論。」
「喧嘩はしてはいけない。なんてルールないからな。」
「久しぶりの喧嘩か!腕が鳴るな。」
「指一本触れさせないもん!」