ワケあり地味子と全国No.1暴走族?!Ⅰ
寮~正体がバレた?!
「ただい………。」
「どうしたの?理………。」
固まってしまう私と三咲。
だって、私達の部屋に銀狼のメンバーがいるんだから。
「なんでいるの?てか、どうやって入った?!」
わたしの問いに答えた会計さんは、
「ピッキングに決まってんじゃん。」
とか、サラッと当たり前のように言った。
うん。
族ならふつうにやるよ?ピッキングぐらい。
でもさ、今は一般人だから。
そんな犯罪じみた事を、教えないでいいと思うよ。
「三咲?なんでこんなに遅いのかな?(黒笑」
ピクッと肩が揺れる三咲。
「どこ行ってたのかな?」
「……………………………。」
三咲、言うなよ。
頼むから。
「ごめん。理沙。」
「な、にが?」
まさか。言っちゃうわけ?三咲……………………。
「えっと…………………、
桜龍の倉庫に居ました。」
あーあ。言っちゃった。
「桜龍の倉庫に?なぜ?」
「えっとね…………、皆に会いに。」
「桜龍とはどんな関係だよ?」
「それは…………………。」
「裏切ったの?僕逹や、奏汰を。」
「情報、流したのか?」
「流した、んですか?三咲………。」
え?ちょいまち。なんか話が可笑しな方向に。
「裏切ったのなら、お前と理沙には生徒会の姫を降りてもらう。」
「私達も、別れましょうか。」
はっ?
「えっ?私、情報なんて流してなーー「いわけないだろ?前の女みてーに、お前らも信用出来ないな。」だからっ!」
「いなくなれ。消えろ。俺らの前から。」
「あなたの顔、見たくないです…………。」
ブチッ