ワケあり地味子と全国No.1暴走族?!Ⅰ
「明日が楽しみだねっ?」
「うんっ!」
私逹は顔を見合わせ笑った。
その時、
クイクイ
「へ?」
袖が引っ張られ、私は下を向いた。
ソコにいたのは4歳くらいの小さな男の子。
「可愛い!どうしたの?」
子供好きの三咲が質問する。
「おねーさんたち、にーに知らない?」
にーに??だれだろ。
「誰?その人。」
「僕、ここに、にーに逹ときたの。にーに、細い道ではぐれちゃったの。」
「あの道?」
コクンと頷く男の子。
「一人じゃ心細いのかも。つれてかない?(コソ」
「いいよ。そろそろ帰るつもりだったしね。それに、こんなちっちゃい子供ほっといたら危ないでしょ。(コソ」
「ありがとう。理沙。(コソ」
「どうも。ニコ(コソ」
「おねーちゃんたちと行こうか。」
「ありがとー!」