ワケあり地味子と全国No.1暴走族?!Ⅰ
「怖かったね。辛かったよね。」
!!!??
「ヤッパリ理沙もー「なーんて、私がいうと思った?」
へっ?」
「お生憎、私の辞書に《同情》なんて言葉無いからね。」
それにと付け加えて、
「紗那逹だって、同情しなかったから一緒にいるでしょ?
私だって、同情なんかされたくないし。」
そう言った理沙。
「ありがとう!」
そう言った僕は、泣きそうだった。
流石に皆の前で泣けないから。
ずっと我慢してたぶんが溢れそうになった。
それを我慢してたのに。
「私の前では、思いっ切り泣いていいから。
なにも、見えないし。」
その言葉で僕の涙腺は崩壊した。