ワケあり地味子と全国No.1暴走族?!Ⅰ
何だかんだでバーベキューを始めた私たち。
私が肉二枚でギブアップすると驚いたように翔に言われた。
「…………………もう終わり?理沙、細い……折れる。」
と。
最近、翔の言葉が分かるようになってきた。
今のは
「もう食べないの?理沙、細いから折れるよ?」
とでもいいたいんだろう。
多分だけど。
「翔。私は細くなんかないからな。
それと、皆にきてほしいところがあるんだ。
ね?三咲。」
「うん!!!!!さっき遊んでるときに見つけてね………。
洞窟の中みたいなとこだけどとっても綺麗だったし、人が一人もいなかったから穴場だと思うよ。
ケバケバ女いないから、皆も気に入ると思う!」
三咲……………ケバケバ女がいないから。は、おかしいんじゃないか?
家と同じになるぞ?
流石に家まで押し掛けてはこないだろう。
「食べ終わったら行きましょうか。」
「ああ。」
「……分かった。」
「うん!!!!!楽しみっ!」
「綺羅。お前ガキだな。テンションあがるところか?今の。
頭いかれたか。」
「ガキは海斗だろ?!テンションあがんのが普通!!!!!お前が頭いかれてんだよ!」
「………………海斗。綺羅。2人とも、五月蝿いですよ?(黒笑」
し~ん。
おおう。ブラックスマイル奏汰降臨。
流石だ!あの二人が黙ったよ!