ダウトゲーム【更新中】
「だからこそ」
「?」
手のひらで弄んでいたシャーペンを置いて
机の上に片手で頬杖をつき
射抜くような目で対峙する。
綺麗な二重の瞳をゆっくりと細めて
言葉を紡いだ。
再三言うようだが
この色気、
背筋が凍り付く。
「――だからこそ、上手く行くかもれない作戦があんだけど
話だけでも聞いてみない?」
「……作戦? 何、それ」
いきなりの言葉にキョトンとして見つめてしまった。
そして右崎 柊は
体勢はそのままに、色気のある表情を冷たく変えてこう言った。
「俺と、付き合う。」