ダウトゲーム【更新中】
「えっ、あっ……うぅ……?」
思考回路が全く追い付かず
明らか、しどろもどろになる。
「毎日毎日つまんない顔して学校生活送っててさ、
そろそろ嫌気差さないの?」
「既に差してる」
「今の状況、どうにかしたいんじゃないの?」
「……したい」
「そんなんが高校時代の思い出でいいの?」
「やだ。もっと楽しみたい!」
「全校生徒をおもいっきり騙すってのもさ、ちょっと、面白そうじゃね?」
何だか……
面白いような気がしてきた。
このまま高校生活が過ぎていくのも癪である。
そんなのも刺激があってもいいのかもしれない。
暫く宙を見つめて、
アタシは決意した。
「……………やって、みちゃう?」
口の端をほんの少しあげて、
右崎へ視線を向け
小さくそっと、呟いた。