ダウトゲーム【更新中】

置き土産と苺のアイス

***


ピーンポーンーー…

それは訪問の合図。




「はっ!?」



満足気な顔でアイスを口へと運ぶ彼の方へ勢いよく顔を向ける。



「……?」



「何、可愛い顔してアイスなんか食べてるのさ!

夕方から風香が来るって言ったじゃん!」



そう、風香の訪問である。

すっかり忘れていたアタシの馬鹿野郎である。





「え、どうしよう……!

とりあえず、そこ隠れてて!」



怪訝な表情の右崎を押し込め、

ピシャンッ

キッチンの引き戸を締めた。
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