ダウトゲーム【更新中】
右崎はアタシのナイス女優っぷりに関心したのか

一瞬、目を見開いたかと思えば

満足とでも言いたげに目を細めて

口元に薄く弧を描く。



「なにそれ、超可愛い。

ほら、ついてるよ」



親指で口端の粉砂糖を拭われた。



この人、こんなキャラでしたっけ?

最初の方、口数少ないとかクールとか書かれてませんでしたっけ?



挑発するかのような眼差しを向けたまま

手についたそれを舐めた。



チラリと覗く舌先が妙にエロい。



……舐めやがったぞ、こいつ。

ていうか完璧にキャラ崩壊しているぞ、いいのかこれで。






とはいえ、

なんだかんだで奴の一挙一動に見惚れそうになってしまうし、

普段寡黙なイケメンから"可愛い"なんて言葉聞かされて胃の下あたりが収縮してしまうし。

何これ、悔しい。

いや、100%演技なんだけども。

若干ニヤついてるし。









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