ダウトゲーム【更新中】
「ていうかハナ、勉強出来ないわけじゃないでしょ?

さっきだって教えればすんなり理解してたし。

もっと馬鹿なんだと思ってたから拍子抜けなんだけど。」


「いや、それは右崎の教え方が上手いんだよ……っていうか、またアタシ貶されてるよね?」


アタシの問いは当たり前のようにスルー。


男のくせに

それはそれは上品に肉じゃがの人参を口へと運ぶと

それはまた上品に咀嚼、嚥下し、話を続ける。


「いつも大体何位くらい?学年で。」

「20位くらいかな……ね?勝負にならなくない?」

「わかった」

「よかった……わかってもらえて光栄で「ハナの得意な科目だけでいいよ」


いやいやいやいや。

全然わかってもらえてなかったです。



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