ダウトゲーム【更新中】
「……英語。」

「へぇ、得意なの?」

「万一右崎に勝てる見込みがあるとしたらってくらいだよ?」


なーんて。

ここだけの話、アタシは小3から中2まで英語圏で生活していたのだ。

なので、高校英語程度ならば特に苦もなく毎度満点に近い点数を取っているのである。

この事実、

右崎には口が裂けても言わないけれど。






こうして、

気まぐれ右崎による

実に気まぐれな勝負が勃発し、

アタシは久々にテスト勉強(主に英語)に本腰を入れることになったのだった。

















ちなみに。

この勝負はその後のアタシに結構な影響を及ぼすことになるのだけれども、

それはもう少しだけ先の話であって、

この時のアタシは

勝ったときに買ってもらうデザートのことで頭がいっぱいで。

負けたときのことなんか

大して考えていなかったのだから

なんとも浅はかである。
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