別れたオトコと会う時は

ユミの場合

『わたしは逆に、エッチしたくないなあ…』


カナコの話を受けて、ユミも語り出す。


ユミは独身。


…ただいま奥様のいる彼氏と恋愛中。


キャリアウーマンのクールビューティだ。


『と、いうと?』


『恋人同士でもない。友達同士でもない。かといって、赤の他人でもない。そんな二人だからこそ、特別な関係になりたい、と思うけど』


『特別な関係…やっぱり体の…』


それしかないんかい!との気持ちを込めて、カナコを強めにどついた。


『痛ァい…。』


カナコが恨めしげにわたしを見た。




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