別れたオトコと会う時は
カナコは中学時代から付き合っていた彼氏と、そのまま結婚した。


お互いのことをよくわかっていて、理解し合っていた二人。


そんな二人のことを、わたしもユミもいつも羨ましく思っていた。


『もぅ…空気みたいだよ。』


そんなカナコの言葉に、それだけ必要不可欠な存在なんだね、と、笑ってひやかしていた。


『トキメキが、欲しいな。』


ある日カナコはそう言うと、いきなり7つ年下の彼氏を作った。


わたしは驚いて、カナコを怒った日もあった。





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