別れたオトコと会う時は
そして、カナコの変わりに7つ年下の別れた男の残像に心の中で手を合わせた。


「幸せになってください…。」


ふ、と笑顔になり、カナコを見る。


幸せそう一。


今の幸せを笑顔で語れるようになるまで、カナコもたくさん傷つき、考えて、泣いて来たのだろう。


いろんな愛を、気持ちを受け止め、


傷つき、また、傷つけて一。


わたしはそんな女友達をとても愛しく思いながら、カナコの話を聞いていた一。




…それにしても、長いノロケだ…。




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