別れたオトコと会う時は
その日の夜、


わたしは愛する家族の寝顔を見つめながら、


『…いいかげん、思い出からサヨナラしなきゃ、ね。』


そう呟いた。




そして、


昔失ってしまった愛と命を思い返して、もう一度、声を出さずに、一人で泣いた。







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