別れたオトコと会う時は
そんなわたしをマサヤさんは外に連れ出そうと、よく誘ってくれた。


最初は断ってたが、マサヤさんに心配かけたくなくて、わたしはマサヤさんとよく遊びに行くようになった。


お腹の子供を想いながら、

新しい仕事を探しながら、


大切な人を傷つけてきた弱い自分を責めながら、


『こんなわたしに何が出来るの?』


そんなふうに考えるわたしを、マサヤさんはずっと見守ってくれていた。




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