ビターな彼氏の甘い誘惑

友達の羽菜ちゃんは
美容師だ。

たまーに
練習台になってあげているの。
このネイルもついでにって
やってもらった。


私も友達とおしゃべりしながらの時間は楽しい。


今日は、羽菜ちゃん
カットするのかな~
パーマかなぁ。


私は、頭の後ろで束ねているシュシュを取ると
髪の毛がふわりと降りる。

もともと、
柔らかい髪質。

カラーしなくても
明るい髪色。

羽菜ちゃんはいいなぁ。っていうけど、
むしろ私は、羽菜ちゃんみたいな黒髪美人にあこがれるんだけど。


「あれ?
 利理ちゃん。残業?」

「綾菜さん。はい。
 牧瀬さんから仕事を奪っちゃいましたっ。」

まぁ、
簡単な仕事なんだけどね。

< 30 / 200 >

この作品をシェア

pagetop