ビターな彼氏の甘い誘惑

その軽い口調と、
楽しそうな笑顔は
今朝駐車場であった呉羽部長。


今まで
社員に威圧的に
話していた『呉羽部長』とは
違っていた。

急に笑顔になったから、
ビックリした・・・


「は・・・ はい。
 少し、残業だったので・・・。」

「あはは。
 そうなのか?お疲れさん。

 髪はおろしている方が、俺好みだな。」

はははーと笑いながら、
頭をポンポンと叩かれる。
そのまま
指で優しく髪をなぞるものだから、
思わずどきんと胸が高鳴る。




あ。
社員さんが呆然と見てる。
「部長が・・・」
「笑ってるーーー」



そうだよね。

私も、びっくり。

思わず苦笑い。

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