ビターな彼氏の甘い誘惑

呉羽部長の
電話相手。


私の直属の上司であり、
そうーーー

呉羽部長の弟だ。



いくつか、言葉を交わしたあと、

「うん。
 今すぐ必要。

 加藤 利理 の住所。」


「ちょっ・・・部・・・」


「しぃーー。」

ふんわりと
部長の指が、私の唇に触れて
思わず声を止める。


顔がちょっと赤くなって
どきんとしたのは
内緒。


< 53 / 200 >

この作品をシェア

pagetop