ビターな彼氏の甘い誘惑

「利理。
 職権乱用で、君を送りたいと思います。」

どうやら、住所はばれたらしい。
そりゃそうだ。

「・・・個人情報・・・ですよ?」

「じゃぁ、俺のところに来る?」

「送ってください。」

「ははは。
 素直に最初からそう言いなさい。」
また
ポンと頭を撫でられて、
呉羽部長は
静かに私の髪を撫でて、
頬に触れて
静かに私の顔を引き寄せた。




ちゅ。




・・・・え?


チュ??



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