ビターな彼氏の甘い誘惑

ばっしゃっ
水しぶきが顔にはねる。


「くっ・・呉羽部長っ!!」

「あはは。
 びっくりしすぎだろ。」

「だっ だって・・・」


笑いながら、差し出されたタオルを受け取って、
上半身裸の彼から
すっと視線を逸らした。


適度に鍛えられている体。

夕べのことがフラッシュバックして、
思わず
顔を隠すようにタオルで覆った。



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