冷たいアイツ
――ピーンポーン



家のチャイムがなった。
シュウちゃんが迎えに来た。



「はぁい!!待ってて」

あたしは、急いで髪を直し、
服を確かめて玄関へ向かう。



「お前中学生になっても変わんないのな」


いつも通りの服を着てきたあたしを見て
シュウちゃんが呟く。


「うっさいなぁ!!変える必要がどこにある??」


あたしはキッパリ言った。









シュウちゃんのお父さんが送り迎えをしてくれた。

15分位走って、タケの家に着いた。
あたしは、ものすごいどきどきしていた。

心臓が止まるよ~。
今心拍数測ったら、ものすごいことだろう。




――ピーンポーン


「あがって」


玄関に顔を出したのは、
私服姿のタケだった。

かわいい!!!!!!!



「あれ??渉じゃん」
「俺が連れてきた♪」


シュウちゃんはご機嫌で中に入ってく。

タケとすれ違うとき、耳元で何か
囁いていた。

??

「部屋いってるぞ~」

「おぅ!!篠来てるから」



シュウちゃんは先に部屋に向かった。
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