冷たいアイツ

「うわ~、ショックだわ~。渉ちゃんってそういう人だったのか~」


だって、クラス違うじゃん!!
知ってるほうが可笑しいって!!


「こいつさぁ、「渉ちゃんと仲良くなる!!」って騒いでたんだぜ??」

シュウちゃんが笑って言う。
知らないよ~…。


「よろしくね!!渉ちゃん」


篠は、右手を差し出す。
あたしは、恐る恐る、手をとった。



その瞬間、引き寄せられた。

え!?



「篠の性格、そう言うヤツだから」


コニミュケーションのとり方らしい…。


なんでやねん!!


心の中で小さく突っ込みを入れた。





その日は、ゲームをして、
あたしはそれを見ていて、
他愛ない話して盛り上がった。



時間がたつのは早くて、
あっと言う間に帰る時間だ。




「じゃぁな、タケ」


「ばいばい!!タケ」


「急に来ちゃってごめん。また明日!!」



うち等三人は、タケに一言ずつ言って、
帰った。



楽しかったなぁ…。




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