冷たいアイツ
武said~タケの気持ち~
タケsaid………____
「くそっ」
俺は妙にイラついていた。
アイツ…渉に別れを告げた。
本当は告げたくなかった。
もっと一緒にいたかった。
また隣で「タケ」って笑ってほしかった。
でも、あのままの状態で言い訳がない。
おれは逃げたんだ。
――――――………次の授業に
アイツは出ていなかった。
多分、あの場所で泣いているんだろう。
俺と見つけた最高の場所。
授業をサボるのに最適だった、
そしてなにより…
孤独が好きな俺達にとって
最高に条件のいい
場所だった…。