冷たいアイツ
やめてほしい現実。
タケsaid~タケの気持ち~
「救急車!!篠!!」
俺は、冷や汗がすごかった。
今、目の前に起きた現実。
渉が…
いつも笑顔のある顔は…
すげぇ赤くなってて、
最後に……運ばれる前に…
俺と篠の名前を呟いてた。
「あの俺達もついて行っちゃだめですか??」
篠が、救急車に乗る救護者の人に尋ねる。
「いいですけど、学校は…」
「そんな場合じゃありません」
きっぱり、強く言い切った。
そして、
俺の手を引く。
「なにやってんだよ」
いつもは見ない、篠の怖い顔。