冷たいアイツ

「調子にのってんのはどっち??」


「お前だろ??」



「あたしに手ぇ出すなんて、
 いい度胸してんじゃん?
 お前これから痛いよ??」



あたしは、思いっきり手を振り上げて、叩く構えをした。


殴ってきた女子を殴り返そうとしている体勢だ。
誰がどう見たって。


「きゃっ!!」


甲高い声だして、うぜぇっての。


「殴ると思った??勘違いすんな
 お前らみたいな卑怯なテは使わねぇんだよ」




「なっ!?ほかに復習する方法無いくせに」



「お前らの得意なもん、全部あたしの方が上だって証明してやる」


「無理に決まってんじゃん」

「あたしの方が上だったら、もうあたしに構うな!」

「いいよ。その勝負乗ってあげる」





なんだかんだで、面倒くさいことになったなぁ…。
















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