ぶっかけ丼
Don't believe


そんな人通りのない、
車道の横の歩道を自転車に乗って、
家に帰る

途中、

見覚えのある、
人影とゆうか
雰囲気とゆうか、
とにかく
私は遠くからでも分かった。


すれ違いざまそれはやっぱりその人で
頭の中によぎった人だった。

「ん、ん、お、お〜!!!」

私は自転車をこいで、
その人は歩いてたから
声が流れるように聞こえて、
スピード差を埋めるように私も

「お〜、ばいばい〜!!!」

完全にすれ違ってから
頭の中を整理して
やっぱりか…と、肩を下ろした。



すれ違ったのは彼氏。
隣には知らない女の人。

なんともないようにお互い言葉を交わしたけど、
離れていく心の中のあなたへの気持ち。


『ポポンポポン〜♪』

携帯を見た。

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