ぶっかけ丼
雅樹は、
四ヶ月くらい前に一年付き合った彼女に振られて、
そんなときに私を見つけ、
私のことが気になっていたらしい。
失恋を吹っ切れたのは私のおかげだと言っていた。
はっきり言って、イケメンなんかじゃない。
だけど、私のタイプだった。
一見怖そうなのに
笑うとたまらく可愛い。
それが癖になって私は雅樹に夢中だった。
年の差なんて全く気になんなかった。
雅樹は私のことを年下だからといって
バカにしたりしないから
一緒にいて安心した。
身長はそんなに高くないけど
そんなの気にならなかった。
私は雅樹の欠点より
いいところのほうが目ついたから。
お互い会ううちに好きが積もって
二人は冬休み前に付き合うことになった。
雅樹は春に県外に就職だから、
一緒にいる時間が限られた。
2人で
一緒にいれる時は一緒にいようって約束した。