【続】s彼(だった!?)×ura彼女

「楓璃????」

「しゅ…う…ヒック…秀…な…の???」

「そうだよ。俺だって。」
「こ…の…ヒッ…バカ。」

「ハイハイ。じゃあね。」
秀はさっさと何処かに行こうとした。

「どこいくの???」

「どこって便所。」

こいつ。あたしが暗いの駄目って知っておきながら。
ほんとバカ。

「あたしの部屋まで連れていって。」

「やだよ。」

「お願い。」

【ガタッ】

「いやぁ。」

あたしはまた床に座り込んでしまった。

「しょうがないな。ん。」
そう言って秀は手を差し伸べてきた。

「ありがと。」

「よし。行くぞ。」

【グイッ】

「うわっ。なんだよ。立てって。」

「立て…な…い。」

あたしは恐怖からの解放で立てなくなった。

「はぁ…。しょうがないな。」

【グイッ】

「!!!!!!」

なんと、秀は―……
< 11 / 32 >

この作品をシェア

pagetop