【続】s彼(だった!?)×ura彼女
「楓璃…。あのな……同棲して、大学卒業したら一生一緒に居て欲しい。」

「へ???」

「結婚しよ???」

「えぇぇえ!!??」

「返事は???」

「はい……。」

あたしは頬を赤らめて言った。                      「そういえば先週楓璃の誕生日だったよな???」

「そうだったっけ!?」

忘れてた…。

「これ……誕生日プレゼント。」

秀が出してきたのは可愛いラッピングを施した小さな箱だった。

「開けてみ……」

あたしはラッピングを綺麗に外していった。

「秀、これ……」

そこに在ったのは――――――――――――――――



















小さなピンクダイヤモンドが輝く指輪だった。

「安物だけど……親父に作って貰ったんだ。」

秀のお父さんは有名ブランド、チェイスの専属デザイナー。

「秀………ありがとう。」
あたしは泣いてしまった。
< 4 / 32 >

この作品をシェア

pagetop