シナリオ「はりぼて代表取締役」
はりぼて代表取締役
〇法務局正面
『1週間後』のタイトル。
嬉しそうに謄本を手にしている松平。
〇マンション、408号室、内、夜
鍋の用意がされている。
コップにビールが次いである。
松平、謄本を見せながら、
松平「ここに有限会社松平代表取締役松平金吾が誕生した」
奈知「ほんま?見せて、見せて」
奈知、謄本を手に取る。
静子が覗き込む。
皆笑顔である。
松平「(金吾に)お前は何にもせんでええから、形だけの
はりぼて代表取締役や。お父とお母で稼ぐからしっかり勉強
しいや。これからは金吾から給料をもらうことになる」
奈知「わ、ええな!」
金吾「あほ、給料ゼロ円円やで、わし」
奈知「ほんま?」
松平「ま、当然やな。とにかく乾杯しよう」
みな、コップを持つ。
松平「新社長、おめでとう。乾杯!」
皆「乾杯!」
皆で乾杯する。
楽しい夕食が始まる。
静子「奨学金も決まったし」
松平「これで自己破産も何とかなりそうや」
『1週間後』のタイトル。
嬉しそうに謄本を手にしている松平。
〇マンション、408号室、内、夜
鍋の用意がされている。
コップにビールが次いである。
松平、謄本を見せながら、
松平「ここに有限会社松平代表取締役松平金吾が誕生した」
奈知「ほんま?見せて、見せて」
奈知、謄本を手に取る。
静子が覗き込む。
皆笑顔である。
松平「(金吾に)お前は何にもせんでええから、形だけの
はりぼて代表取締役や。お父とお母で稼ぐからしっかり勉強
しいや。これからは金吾から給料をもらうことになる」
奈知「わ、ええな!」
金吾「あほ、給料ゼロ円円やで、わし」
奈知「ほんま?」
松平「ま、当然やな。とにかく乾杯しよう」
みな、コップを持つ。
松平「新社長、おめでとう。乾杯!」
皆「乾杯!」
皆で乾杯する。
楽しい夕食が始まる。
静子「奨学金も決まったし」
松平「これで自己破産も何とかなりそうや」