私の王子様


タロウの存在はマサトには話していなかった。


話したら…きっといい気持ちしないだろうし…。


「電話出なよ。怪しまれるんじゃない?」


「う、うん。ちょっとここで待っててね」


あたしは席を離れた。


明日のこと…何て言おう?
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