私の王子様


ハァ…ハァ…


「はあぁ…やっぱり間に合わなかった…」


閉められていく正門を遠くから見つめる。


自分の足の遅さを呪いながら肩を落とした。


今日で遅刻四回目…。


まぁた担任に怒られるんだろうな〜。


これもあいつのせいだ…。

タロウのことなんかあれこれ考えてたから!


…さてどうしようか。


あたしは立ち止まって考えた。


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