私の王子様


「今まで寂しい思いをさせてごめんね」


タロウは、優しくあたしの頭を撫でた。


もうあたしの目は、前が見えなくなるほどに涙が溜まっていた。



後からあたしを追って走って来たエミ達が正門に着く。


ア「おっ!感動の再会!?」
ヒ「よかったね〜。またこっちに引越してきたんだね!?」
エ「まぁまぁ、邪魔者は消えましょうよ」


そうその場を離れた。

フリをしてまた物陰から覗いていた笑。



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