私の王子様


やっぱりあたし…夢見てるのかな?


ううん。…これは夢なんかじゃない。


今あたしを抱き締めているのは…


あたしを包み込む優しい温もりは…


紛れもなくタロウ。


「……もう…絶対どこにも行かないでね」



「君を悲しませるようなことはしない…約束します。姫。」










…こうしてあたしは、遂に運命の王子様と巡り会いました。


…元”犬”だけど…笑



桜の花びらが散り敷き詰められた地面には、ピンク色のバージンロード。


みんなに拍手されながら…


姫は王子の手を取って歩き出しました。



−−これから始まるのは−−




素敵な王子様との輝けるラブストーリー…



〜fin〜
< 205 / 206 >

この作品をシェア

pagetop