私の王子様
やっぱりあたし…夢見てるのかな?
ううん。…これは夢なんかじゃない。
今あたしを抱き締めているのは…
あたしを包み込む優しい温もりは…
紛れもなくタロウ。
「……もう…絶対どこにも行かないでね」
「君を悲しませるようなことはしない…約束します。姫。」
…こうしてあたしは、遂に運命の王子様と巡り会いました。
…元”犬”だけど…笑
桜の花びらが散り敷き詰められた地面には、ピンク色のバージンロード。
みんなに拍手されながら…
姫は王子の手を取って歩き出しました。
−−これから始まるのは−−
素敵な王子様との輝けるラブストーリー…
〜fin〜