私の王子様


ア「う〜ん。うらやましいようなウザイような…」


ヒ「彼氏じゃないんじゃん?じゃあとりあえずゎキープでよくね?」


「よくないっ!あたしの身にもなってよぉ。めっちゃ恥ずかしかったんだからぁ!」


あたしは半泣きでヒトミの肩を揺すった。


その時


ピンポンパンポーン♪


『2年C組の海野ハルカさん。生活指導の田中先生がお呼びです。至急職員室まで来て下さい』


マズイ。今朝のことだな…多分。


タロウのヤツ、歯ノリのいる正門の目の前まで行くから!


「説教タイムいってらっしゃ〜い♪」


三人が満面の笑みで手を振る。


薄情者め…。

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