私の王子様
店の中にはいると、すでに男達が3人集まっていた。
「こんばんはぁ〜」
男のうちの一人が手を上げて挨拶をした。
そいつは季節とは裏腹にやたら色が黒くて、茶髪にピアス、眩しくないのに?サングラス。いかにも遊んでそうなギャル男…、シュウヤというらしい。
ヒ「こんばんはぁ♪」
…ヒトミは気に入ったらしい。
「あと1人来るからちょっと待っててね」
そう言ってみんなに水を回す気がきく男?は、短い黒髪にバンダナを巻いた働く男?系のヤス。
ア「ありがとう。」
…なるほど。こーゆーのタイプだったっけな。
「しり取りでもする?」
そう言い出した若干KY?な男はその態度とは似つかわしくない、眼鏡をかけた一見真面目君ケンイチ。
エ「暇だし、やる?」
エミ!そーゆーの好きなの!?(笑)
あたしはというと…、三人ともとりあえずカッコイイんだけど(さすが西校生!ハズレなし!)王子様のイメージとは程遠い。
予定から15分経っても最後の一人が現れないので、あたしたちは暇潰しに、しり取りを始めることにした。