私の王子様
嫉妬?


次の日…。


日曜日なので、あたしは好きなだけ寝ていた。


昨日は色々あって疲れたし…。


ぼんやりと天井を眺めて、うとうととする。


目が覚めては眠り、繰り返して午前中いっぱいは寝ていた。


午後になって、さすがに目が覚めたてきたので、ふらりと買い物に出掛けることにした。


財布の中に、見覚えのある紙切れが入っている。


そういえば昨日マサトに携番貰ったんだっけ…。


…どうしよう。かけてみようかな?


でも…何話したらいいんだろ。


考えながら下を向いて歩道を歩いていると、トントンと誰かに肩を叩かれた。


「ハルカちゃん?」


振り向くとそこにはマサト王子がいた!


昨日告られた?ことが一気にフラッシュバックされて、あたしは赤面した。


数秒の間を置いて、


「こっこんにちは!」


と、精一杯の挨拶をした。


「良かった、反応がないから人違いかと思ったよ。今から乗馬に行くんだけど…よかったら一緒にどう?」


「え!?はい!行きます!!」


あたしは二つ返事で王子にご同行することにした。


なんて素敵な偶然!


寝坊すけでよかった笑


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