私の王子様
マ「ばっ!いきなり大声出すんじゃないよ!手元が狂うだろ!」
マキは慌てて手を引っ込めた。
どうやらただの脅しだったらしい。
「…」
マ「一体誰を呼んだんだい?だ〜れも来ないみたいだけど」
あたしの呼び掛けも虚しく、辺りには人の気配は無かった。
タロウ…やっぱり怒ってる?
こんなあたし、見捨てられて当然だね。
散々タロウに酷いこと言ったくせに…
昨日はあたしも言い過ぎたよ。
ごめんね…
「ハルカっ!!」
…え?