僕は今までのことを西に説明した。

ずっと西は黙って聞いていた。

「あのさ・・・私は家の外で待ってるね」

「どうして?」

「成人式の日に私に土田君のお母さんが聞いてきたの。久範のことどう思ってるのかって。ごめんなさいって謝ったけど・・・やっぱり私は行けない」
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