とりあえず二つの声は消えてゆき、姫の腹の足しぐらいにはなったのではないだろうか。

・・・僕ってなんか気持ち悪いなぁ。

そもそもなぜ西幸絵は学校には向かわず、逆方向を歩いていたのだろう。

もちろんだが教室には彼女の姿はなかった。

そして一日中彼女は姿を見せなかった。
< 14 / 200 >

この作品をシェア

pagetop