「先生・・・土田って死んだんですね」

先生は僕の言葉に落ち着きと驚きを併せて答えた。

「・・・そうですね。土田君は亡くなりました」

「土田は・・・土田は死んだんですね?」

「はい。土田君は、亡くなりました」

「やっぱりそうなんですか?」

「はい」
僕はぐちゃぐちゃになる一歩手前で感じていた。

やはり斎藤先生は教師だと。
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