怖い。
僕の中にはルールがあった。
あくまで学校のことは学校内でやらなくちゃいけない。
恋でも勉強にしてもだ。

人の家に早朝に向かって何か行動を起こすなんて信じられない。

色んな社会のルールや常識に捕らわれないあいつが疎ましくも羨ましかった。
このことは口が裂けても言わない。

西は始業十分前になっても現れなかった。
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