「土田君って野球部でしょ?バッグに名前と高校が書いてあったみたい。それで同じ高校の私に連絡してきたみたいなの・・・」

「・・・」
僕はふと我に返りとりあえず反応した。
「いやあいつ飢えてるとは思うけどさすがにそんな事はしないと思うよ!そんな度胸ないって!猿顔なんてどこにでもいるよ!」

「・・・」
こんな冗談めいた台詞に西は何も返さず、ただ一言。

「泣いてたよ」

「あ、あ・・・ごめん」
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