空と、ずっと。
「咲空ちゃんが事故にあって亡くなったって。」



電話を終えた母が言った一言を私はなかなか理解出来なかった。



咲空とは、私の親友。



唯一、家族以外で私のことを「るう」って呼ぶ親友。



私はそんな親友の事を「さく」と呼んでいた。



さくはすごくよく笑う子だった。



いっつもうるさいくらいに笑っててキラキラ輝いていた。



みんなから人気で頼りにされている私の自慢の親友だった。



そんなさくが死ぬなんて考えられなかった。



昨日まで私の隣で笑ってたさくが死ぬなんて考えられなかった。
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