TELL ME-Bluehaert-
喧嘩
独り部屋の中。虚しく、独りバースデー。
いるはずの人は、いなくて。
祝ってくれるって約束してくれた人は、この場にいなくて、祝ってもくれなくて。
最後、主人公はその彼氏と結婚式を挙げてENDだった。
「おいしくない、アップルパイなんて、嫌いだ。グラタンなんて、大っ嫌い!!」
嘘つきは自分だ。
好きな物全否定。嘘つきは自分だっていい加減気付け。
気づいてるけど、言葉に出せない。
分かってる。そんなこと、分かっているんだよ。
今日は、生まれてから一番最悪な日だ。
でも、あった。ほかにも。
14歳、「お前を大会に出さなきゃ、勝てた。出さなきゃよかった。」
先生に言われた言葉。
17歳、「アンタはほんとに可愛くないし、できない子ね!生まなきゃよかった!あんな痛い思いアンタの
妹のぶんだけでよかったわ」
母親に言われた言葉。
19歳「ほんっと!かわいくねぇな!うぜぇ!!」
今日の朝言われた言葉。
「・・・・死にたい」
自分の心に響きすぎたものは鋭利な物となる。
自分だって、頑張った。
得意なものは、全否定された。
私にとっては、得意なものを否定されるのは、''私の自身の否定''
性格を否定されるのは、''私自身を完全に全否定''と同じ。
今日は絶対的に彼は帰ってこない。
結局、うまくいかない。
このまま別れちゃうの?
今朝のは自分が悪かった。
彼と喧嘩した理由は簡単。
今日早く帰ってこれない?って聞いたら、即答で「無理」って返ってきたことに苛立ち、
「ねぇ、一時間だけでいいからさ、8時から帰ってこれない?」
って、聞こうとしたら帰ってこれないの部分が最後まで言えなかった。
至近距離で話していたものだから、突き飛ばされたことに気がつくのに少し時間がかかった。
「なに、すんのっ!」
よろめいただけだった私は、バランスを建て直し、彼を突き飛ばし返した。
「うっせぇな!俺、今大事なところなんだよ!!ここ1分でも大事にしたいところなんだよ!
お前に構ってる暇ねぇんだよ!」
その言葉が胸に刺さった。停まることを忘れた私はつい口走った。
「なにが、大事だよ! いつも、私は二の次のくせに!!
たまには、っ今日くらい構ってよ!!」
「はぁ!?ふざけんな、うっせぇんだよ」
肩を思いっきり押されて、尻もちをつく。背中にビリッとした痛みが走る。
「お前、ほんと自分のことばっかりだな!ほんっと!かわいくねぇな!うぜぇ!!」
その時、ガラガラと壊れた。
必死で決壊しないように抑えて、修復して、我慢して、ちょっと零れて。その繰り返し。
でも、すべてが壊れた。なにもかも。
「うっさいなぁ!!いっつも、自分のことばっかり!都合のいいときばっかり寄ってきて、
私が困ったとき、いつもあんたはいなかったじゃんか!ふざけんな!」
滅多に大声なんてあげない私の怒鳴りあげた声に彼は少なからず驚きの顔をしていた。
「うっさいのはお前だろ」と、言われて胸ぐらを捕まれた。
自分もみぞおちにキックをくらわせたら彼は完全に怒ってしまい、
私を容赦なく叩いて、罵声を浴びさせ、青痣だらけの私を置いて
玄関を出て行ってしまった。
愛されてたなんて都合のいい錯覚。
結局、皆勝手に擦り寄ってきて、遊んで、気がすんだらどっかに行っちゃうんだ。
私は玄関前の廊下に横たわったまま、意識を沈めた。
いるはずの人は、いなくて。
祝ってくれるって約束してくれた人は、この場にいなくて、祝ってもくれなくて。
最後、主人公はその彼氏と結婚式を挙げてENDだった。
「おいしくない、アップルパイなんて、嫌いだ。グラタンなんて、大っ嫌い!!」
嘘つきは自分だ。
好きな物全否定。嘘つきは自分だっていい加減気付け。
気づいてるけど、言葉に出せない。
分かってる。そんなこと、分かっているんだよ。
今日は、生まれてから一番最悪な日だ。
でも、あった。ほかにも。
14歳、「お前を大会に出さなきゃ、勝てた。出さなきゃよかった。」
先生に言われた言葉。
17歳、「アンタはほんとに可愛くないし、できない子ね!生まなきゃよかった!あんな痛い思いアンタの
妹のぶんだけでよかったわ」
母親に言われた言葉。
19歳「ほんっと!かわいくねぇな!うぜぇ!!」
今日の朝言われた言葉。
「・・・・死にたい」
自分の心に響きすぎたものは鋭利な物となる。
自分だって、頑張った。
得意なものは、全否定された。
私にとっては、得意なものを否定されるのは、''私の自身の否定''
性格を否定されるのは、''私自身を完全に全否定''と同じ。
今日は絶対的に彼は帰ってこない。
結局、うまくいかない。
このまま別れちゃうの?
今朝のは自分が悪かった。
彼と喧嘩した理由は簡単。
今日早く帰ってこれない?って聞いたら、即答で「無理」って返ってきたことに苛立ち、
「ねぇ、一時間だけでいいからさ、8時から帰ってこれない?」
って、聞こうとしたら帰ってこれないの部分が最後まで言えなかった。
至近距離で話していたものだから、突き飛ばされたことに気がつくのに少し時間がかかった。
「なに、すんのっ!」
よろめいただけだった私は、バランスを建て直し、彼を突き飛ばし返した。
「うっせぇな!俺、今大事なところなんだよ!!ここ1分でも大事にしたいところなんだよ!
お前に構ってる暇ねぇんだよ!」
その言葉が胸に刺さった。停まることを忘れた私はつい口走った。
「なにが、大事だよ! いつも、私は二の次のくせに!!
たまには、っ今日くらい構ってよ!!」
「はぁ!?ふざけんな、うっせぇんだよ」
肩を思いっきり押されて、尻もちをつく。背中にビリッとした痛みが走る。
「お前、ほんと自分のことばっかりだな!ほんっと!かわいくねぇな!うぜぇ!!」
その時、ガラガラと壊れた。
必死で決壊しないように抑えて、修復して、我慢して、ちょっと零れて。その繰り返し。
でも、すべてが壊れた。なにもかも。
「うっさいなぁ!!いっつも、自分のことばっかり!都合のいいときばっかり寄ってきて、
私が困ったとき、いつもあんたはいなかったじゃんか!ふざけんな!」
滅多に大声なんてあげない私の怒鳴りあげた声に彼は少なからず驚きの顔をしていた。
「うっさいのはお前だろ」と、言われて胸ぐらを捕まれた。
自分もみぞおちにキックをくらわせたら彼は完全に怒ってしまい、
私を容赦なく叩いて、罵声を浴びさせ、青痣だらけの私を置いて
玄関を出て行ってしまった。
愛されてたなんて都合のいい錯覚。
結局、皆勝手に擦り寄ってきて、遊んで、気がすんだらどっかに行っちゃうんだ。
私は玄関前の廊下に横たわったまま、意識を沈めた。