blue moon
アタシはイヤだった。

青夜がいるのに
ナンパされて遊びに行くなんて
考えられない。

でも
リカちゃんは
青夜の存在を知らない。

「あのねリカちゃん…」

アタシは
やっと話すタイミングができたと思い
リカちゃんに
青夜の事を話そうと決めた。


刑務所にいた事など
青夜の素性は伏せながら話をした。


最後に

「本当に大切に想っているから
ナンパとか合コンに
参加できない」

と告げた。


「何で今まで言わなかったん?」

ムッとしながら
言われた。

「ごめんね」

アタシはあやまったが
女ってのは
面倒くさいモノだと
思った。
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