blue moon
「そうやで!!
ムカつくやろ?」

一番最初に耳に入ってきたセリフに
ドキッとして
アタシの話をしているとすぐに分かった。


「ホンマに
調子のってるで!!」

聞きたくない
聞きたい

自分の中で葛藤はあったが
やっぱり
聞きたい気持ちが
勝ってしまった。


「標準語で男受けが
ええから
ちょっと付いて歩かせたら
調子のりやがった」


「もう利用価値ゼロって感じやわ」


サーッと
目の前が暗くなった。

血の気がひくって
こうゆう状態なんだ。

アタシは
利用されてたんだ。

今までの
リカちゃんとの関係を
巻き戻し
思い返してみた。
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