blue moon
カラオケ店を出て
みんなと別れた帰り道。

車内で
アタシは携帯電話をイジっていた。

アタシが聴かせた歌。

青夜が歌ってくれた歌。

この歌を
青夜からの着信設定にした。

「着信設定しちゃった」

「はずかしいから
せんでええって!!」

歌った本人は
照れている。

「何か飲み物買って帰るか?」

青夜は車をコンビニの前でとめた。

二人で車をおり
ドアをしめた。

「うわぁー!!」

青夜が突然
さけび始めた。

通行人も
おどろいて見ている。

「なに?なに?」

急いで
運転席がわに
回りこんだ。
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