blue moon
「あのね
お母さん具合悪くてずっと寝込んでるんだよ」
璃乃から
そんな話を一度も聞いたことがなかったから
おばちゃんの話を信じる事ができなかった。
「璃乃は何も言ってなかったもん」
おばちゃんをうたがって出てしまった言葉だ。
「璃乃ちゃんは
かくしてたんだよ」
アタシの知らない間に
いったい何がどうなっているのか?
半分
パニック状態だった。
「何でかくすの?」
「璃乃ちゃんは
アンタに
心配かけたくないから
ダマってたんだよ」
「さっきだって璃乃は
お金をせびりに電話してきたんだよ」
おばちゃんに
責められているような気になり
璃乃を
悪者あつかいした。
「璃乃ちゃんが
どんな言い方をしたかは知らないけど
今はあの子が一人で
生活を支えてるんだよ」
手に
イヤな汗が出てきた。
心臓ではなく
頭の中が
ドックンドックンと
脈をうっている。
お母さん具合悪くてずっと寝込んでるんだよ」
璃乃から
そんな話を一度も聞いたことがなかったから
おばちゃんの話を信じる事ができなかった。
「璃乃は何も言ってなかったもん」
おばちゃんをうたがって出てしまった言葉だ。
「璃乃ちゃんは
かくしてたんだよ」
アタシの知らない間に
いったい何がどうなっているのか?
半分
パニック状態だった。
「何でかくすの?」
「璃乃ちゃんは
アンタに
心配かけたくないから
ダマってたんだよ」
「さっきだって璃乃は
お金をせびりに電話してきたんだよ」
おばちゃんに
責められているような気になり
璃乃を
悪者あつかいした。
「璃乃ちゃんが
どんな言い方をしたかは知らないけど
今はあの子が一人で
生活を支えてるんだよ」
手に
イヤな汗が出てきた。
心臓ではなく
頭の中が
ドックンドックンと
脈をうっている。